
会話して、考えて、動く。
現場はいつもアグレッシブだ。
新卒採用11年目
千葉工場 加工技術チーム SL・CS班長/2013年入社
会話しないと仕事にならない。
Section 1
Q.工場勤務というと、もくもくと働くイメージですが?
一つのラインを動かすのは4~5人での共同作業なので、お互いの状況を確認し合いながら動きます。ラインの全長が約20mはありますし、扱う材料も大きいのでチームワークがとても大切。会話しないと仕事にならないですね。
「この作業は終わった?次はこれやって」とか、「クレーンが稼働するから後ろ注意して」など。もちろんクレーンが人の上を通ることはないのですが、安全管理のため念には念を入れてみんなで声をかけあっています。
Q.どのように作業を分担するのですか?
まず母材コイル(ステンレス板をコイル状に巻いたもの)を機械にセットする人、大きな材料であれば20tほどあるのでクレーンを使います。そして、機械を動かすオペレーターは、ライン全体を見渡しながら判断します。加工や切断された製品の品質検査をする人、それを梱包する人という配置。
ただ、ステンレスの種類はいろいろありますし、お客様の用途に合わせて加工・切断・梱包の方法もさまざまなので、その都度相談しながら動くことが多いです。

Q.作業内容はいつも同じではないのですか?
同じ作業のように見えてかなり違います。
納品先の業界は、自動車や建築、医療機器、家電、ガス給湯器などとても幅広いので、求められる仕様も多岐にわたります。
多品種・小ロットに対応するのがサステックの強みでもあるので、さまざまな依頼が入ってきます。
ラインをうまく回せたときの達成感はすごい。
Section 2
Q.ラインの班長を任されています。
具体的にどのような役割ですか?
安全・品質管理は絶対ですが、それぞれの納期に合わせて、作業内容や分担を決めて指示をだし、進捗確認を行うのが主な仕事です。
予定どおりに進まないこともあるので、その都度対策を考えて仕切り直して。
それでも間に合わない場合は、残業するかどうかを上司と検討し、対応しています。
Q.計画どおりに生産できるかは、班長の采配にかかっていると。
責任は重いけれど、そこがおもしろみでもあります。自分のイメージ通りにうまく進むとものすごい達成感です。
やはり大切なのは安全作業を心掛ける事、そして優先順位。今日は何をどこまでやるか、どの順番でやるか、誰にどの作業を頼むかなど、いつも考えています。
正直、工場勤務ってこんなに頭を使うとは思わなかったですね(笑)。

Q.思い通りに進まないときもある?
安全第一を最優先事項にしているので、もちろんあります。そういう時は改善点を見つけるしかない。
その人の体調や力不足なのか、私の説明不足なのか、原因はいろいろある。
でも、事前に「来週はこんな作業を頼むからね」と本人に伝えておくとスムーズに進むことがわかってきました。当日いきなり言われても本人は焦るでしょうから、先に予告しておくと「この間言ってた仕事ですね」とお互いに余裕がもてるのでしょうね。
Q.後輩たちが働きやすいように気を付けていることは?
機械が大規模ですし、一つの間違いが惨事に繋がる可能性もある為、やはり現場は緊張感があります。
でも、ずっと緊張していると疲れてしまうので、クールダウンの時間も大切。
やる時はやる、冗談言いあうときは楽しむ、とメリハリをつけるようにしています。
いまの目標は、チーム力を高めること。
Section 3
Q.入社を決めた理由に「会社の印象が明るかった」とあります。
別の会社もいくつか面接をうけていたのですが、当社は明らかに雰囲気が違いました。面接してくださった部長さんも気さくでやさしい方でしたし、他の方たちも明るくていいなと思って。
あとは、自宅から近いことと、カレンダー通りに休めることもありました。工場の勤務というと交代制が多く、土日がお休みにならないこともあるとよく聞きます。
Q.普通科の高校ご出身。機械をさわるのは初めてでしたね?
まったく初めてだったので、工具の名前さえ分からなかった(笑)。最初のうちは必要な道具を揃えたり、梱包をしたりという作業をしながら、少しずつ覚えていきました。アルバイトの経験もなかったので、仕事をするということ自体が新鮮でしたね。
最初の持ち場は、スリット加工※の検査部門。先輩が横についてくれて、教えてもらいながら少しずつ任せてもらって。半年くらいたって、はじめて機械を触らせてもらったときは緊張しました。ボタンはいっぱいあるし(笑)。
※スリット加工:コイル状に巻かれたステンレスを引き延ばし縦方向に切断加工、それをまた再巻取りする加工。(詳しく見る)
Q.今では、スリット加工の班長。
多能工として別の現場で助っ人にも入っています。
まだまだ勉強中です。スリット加工といっても、ステンレスの厚みによって扱う機械も大小さまざまなのです。
私が勤めている千葉工場では、0.03mmと非常に薄いものを扱う高精度な機械から、逆に厚さ3mmを扱う大型な機械もある。さらに、一度スリット加工を施したうえに、別のラインでさらに二次加工することもある。
いつも同じ加工ではなくバリエーションが豊富にあるので、ぜんぜん飽きないですね(笑)。
Q.これからどのように成長していきたいですか?
チームとしての安全・品質・操業力をさらに高めていきたい。いつも後輩に話しているのは、いろいろな人と話をした方がいいよと。他の班の人、違う部門の人と雑談したり質問したことが、後で自分の仕事のヒントになることも多いですから。
メンバーそれぞれが成長しながら、チームのパフォーマンスも高められたらいいなと思います。
※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しています。

1日のスケジュール
6:20 | 起床 |
8:15 | 出社 |
8:30 | 業務開始。 朝礼で作業内容を連絡 |
12:00 | お昼休み |
13:00 | 後輩の指導をしながら、ライン全体を管理 |
17:30 | 退社 |
19:00 | 帰宅。夕食後はリラックス |
23:00 | 就寝 |
休日はのんびり散歩したり、好きなお酒を楽しんだり。
天気のよい日は、家の近くをゆっくり散歩して、夜はお酒を飲んでという過ごし方が多いです。マイペースでリラックスするのが好きです。
